Score: 8/10

世紀の名盤にしては名盤感がない。
Reviewed by EPOCALC

僕はBeatlesよりもBeach Boys派だ。
Beatlesは前衛に走り出してもなんだか大人しいのである。
父親の壮絶な虐待に耐えたりBeatlesに苦心して築き上げた市場をあっけなく崩されたり、
決して順風満帆な人生ではなかったブライアン・ウィルソンと比して
キャリアやメンバーの半生が順調だからだろうか、Beatlesには精神的な闇が感じられず
消防士の格好をしてスタジオに乗り込んで発狂するくらいの狂気が欲しい、と思ってしまう。

でBeatlesはなんだかなあ、と思ってしまう一因がこれ。
皆さん絶賛されるけど僕はそこまでじゃない。
同時期でもザッパさんとかPet Soundsの方が優れたコンセプトアルバムのように思える。
さらに言えば、その二つに比べてこれは一曲一曲が小綺麗に纏まりすぎており
コンセプトアルバムとしてもそんなの最初と最後だけじゃない、と思ってしまう。

しかし、その最後が凄まじいから評価されるのかもしれない。
小綺麗に纏まっている直前の数十分をジェンガの如く崩壊させる「あの曲」のせい。




   
   



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