Score: 10/10

ジョンレノンのギターに注目せよ
Reviewed by take

映画、四人はアイドル、のサントラ的なアルバムである。表題曲、Help!、はイトーヨーカ堂に行ったことのある人なら誰もが聞いたことがある曲なので、ビートルマニアと一般人の架け橋を担っている曲である。あれってレジがキャパ越えしてるときに、手の空いてる人はレジの「ヘルプ」に入ってくださいという合図として流す、という話を聞いたことがあるのだが、本当なのだろうか?

60sポップカルチャーにドラッグは欠かせないが、このHelp!がリリースされたのはちょうどビートルズがクスリに手を出し始めた頃で、この後どんどんサイケデリックな方向に転じていく。いわば、転換点のようなアルバムである。個人的には表題曲、Help!はドラッグに関して歌っている曲なのではないかとも思っている。

このアルバムは全体的にさわやかな雰囲気で仕上がっていると思うが、一番特徴的なのはジョンレノンのGibson J-160Eによるバッキングだと思う。このギターはCasinoと同じP-90ピックアップがついたエレアコなのだが、ハウリング防止のためにわざと響かないようになっている。とても独特な音がするのだが、ジョンレノンはこのアルバムで本当にうまくこのギターのサウンドを使いこなしていると思う。自分も弾いたことがあるが、ペラッペラな音で面白い。

I Need youのイントロではジョージのバイオリン奏法に耳がいってしまうが、ジョンレノンのバッキングが本当にかっこいいのだ!Help!のバッキングも、よく聞くと不思議なシンコペーションの仕方でバッキングしている。ジョンレノンのギターは特段評価されることは少ないと思うが、僕は「バッキングギタリスト」としてもキースリチャーズくらい偉大なことを成し遂げたミュージシャンだと思う。ジョンレノンのギターに注目して聞くと、また新しい聴き方ができるアルバムなのではないかと思う。




   
   



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